足の外科外来をはじめます
足の外科外来では、脛(すね)から足先までの病気を診療します。 足や足関節の痛みの原因は多岐にわたりますが、足や足関節の病気は一般の方にはあまり知られていないのが現状です。 そのため、病気が進行したり痛みが出てから初めて来院される方が多くいらっしゃいます。 早期に対処すれば痛みの軽減や変形の進行を予防できる可能性がありますので、足や足関節のお悩みがある方はお気軽にご相談ください。 ご希望の方は、当院にお電話(0994-65-1170)の上、ご予約ください。 |
診療日時
月曜日午前、木曜日午後、金曜日午後
担当医師
春陽会中央病院 整形外科 前之原 悠司 まえのはら ゆうじ 取得認定医・専門医
専門分野
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手術加療に関しまして
外来受診後は足のお悩みに対して飲み薬や注射だけでなくインソールを用いた治療や靴の指導などを相談しながら行ないます。
それでも痛みが改善しない場合は手術が必要になることがあります。
以下に代表的な疾患である外反母趾と扁平足、変形性足関節症の手術方法の一部をご紹介します。
外反母趾(がいはんぼし)
足の親指(母趾)が外側に曲がる変形のことを外反母趾と言います。
進行すると親指だけでなく他の指にも変形が出現したり、足の裏にタコができたりして生活に支障がでます。
手術は一般的に指の骨を切り移動させることで外反母趾の矯正を行います。
扁平足(へんぺいそく)
立ったときに 土踏まず がない足を扁平足と言います。
軽度の場合は体重をかけたときだけ 土踏まず がなくなりますが、重度になると体重をかけてもかけなくても 土踏まず がない状態となります。
扁平足は変形だけが問題ではなく、足や足関節の痛みの原因にもなり得ます。
軽度の場合は腱や靱帯の処置で対処可能ですが、重度になると写真のように崩れてしまった骨の形をアーチを作るように整えて固定します。
変形性足関節症
軟骨がすり減り関節に炎症が起こり、腫れたり痛くなる状態を変形性関節症と言います。
足関節の変形性関節症は膝関節や股関節に比べると頻度は少ないのですが、他の関節の変形性関節症と同様に強い疼痛を伴い生活に支障をきたします。原因としては、過去の骨折や捻挫によるものが多いです。
軽度であれば関節鏡による処置や骨切り術などで対応可能ですが、重度になると膝関節や股関節と同様に写真のような人工関節や関節固定術を行います。